■ 木具師の仕事 三代 橋村萬象 展 BANSYO HASHIMURA EXHIBITION
■ 会期:2015年 6月25日(木)~ 6月30日(火)10:30~19:00
■ 会場:ぎゃらりい栗本
■ 来店:6月25日(木)~27日(土)の予定
■ ごあいさつ
千年以上の歴史を古都・京都とともに歩んできた木具師 橋村家。
有職御木具師としての伝統技法を継承しつつ、現代(いま)という時代を
反映した独自の世界観を確立しています。
杉や檜の白木の一枚板で作られる「曲げ」繊細な技が光る「折だめ」、幾重にも
重ね積み上げられた「置上」木目の割肌を際立たせる「片木目」・・・・・
千年の歴史と伝統が育む、茶器木具師・橋村萬象の仕事を是非ご高覧下さい。
■ 三代 橋村萬象 略歴 ( BANSYO HASHIMURA )
橋村家は平安遷都の時、奈良より皇室の共をして京都に移住。
以後、橋村又左衛門の名で名字帯刀を許され、数十代にわたり御所禁裏御用の
「有職御木具師」として幕末まで皇室の御用を賜る(檜による曲物など)。
東京遷都以後、公家の御用を賜りながら「茶器木具師」として茶道具を作り始める。(主に秋田杉・吉野杉・尾州檜による曲物など。)茶器木具師となり三代目の又左衛門が大徳寺管長より「一刀萬象」(一の刀より萬の象を作る)の名を拝受し、萬象を名のる。
平安遷都 「有職御木具師」 橋村又左衛門
江戸幕末 「茶器木具師」 初代 又左衛門
二代 又左衛門
三代 又左衛門(後の初代萬象)
初代 芸誉萬象
二代 清岳萬象
当代
1959年 先代萬象の長男として京都に生まれる
祖父である初代萬象に師事
後に日本画家山本紅雲に師事
曲物制作に加え胡粉による置上や色絵付けを手掛ける
2008年 橋村誠人・猪熊佳子「共奏展」開催(高島屋京都店)
三代萬象を襲名
以後、各地にて個展・講演会を開催
2011年 ぎゃらりい栗本にて個展
2015年 ぎゃらりい栗本にて個展
■ 作家在廊中にギャラリートークを開催いたします。