■ 三代 畠春斎 茶の湯釜展 SYUNSAI HATA EXHIBITION
■ 会期:2015年 6月11日(木)~6月16日(火)10:00~17:00
*最終日は16:00閉場
■ 会場:画廊イタリア軒(新潟市ホテルイタリア軒B1F)
新潟市中央区西堀通7番町1574
■ 来店:6月11日(木)~14日(日)の予定
■ ごあいさつ
風情ある石畳の道沿いに、千本格子(さまのこ)造りの街並みが続く富山県高岡
市の金屋町。その一角に、400年来の伝統を継承する鋳物師・畠春斎家があります。
先代の意志を継ぎ、三代目として初めて臨んだ新潟の地での展覧会から早5年が
経ちました。落ち着きのある格調高い釜肌に、端正ながらも重厚感ある静謐な佇
まい。伝統技法を頑なに守りつつも、時代にあった茶の湯の釜の在り様を追い求
める日々。クラシックな伝統美から、現代の新たな茶の湯スタイルを提案する新
作まで、その多彩な仕事を展観いたします。
この希少な機会に、是非ご高覧いただければ幸いです。
■ 三代 畠春斎 略歴 ( SYUNSAI HATA )
慶長年間に前田利長公が高岡に居城の折り、河内の国丹南より七人の鋳物師を招き金屋町に御印地を与え、移住させた内の釜屋彦兵衛の末裔にとして、茶の湯釜等の製造を家業とする。
1976年 富山県高岡市に生まれる
1996年 父二代春斎に釜造りを習う
2007年 日本伝統工芸富山展 奨励賞
第54回日本伝統工芸展 朝日新聞社賞
2009年 日本伝統工芸富山展 県教育委員会賞
日本伝統工芸会正会員に認定
2010年 日本伝統工芸富山展 奨励賞
二代畠春斎遺作展に襲名後初出展(ぎゃらりい栗本)
2013年 日本金工展 朝日新聞社賞
第60回日本伝統工芸展 NHK会長賞
第7回佐野ルネッサンス鋳金展 第1部門大賞
2015年 ぎゃらりい栗本にて個展
■ 呈茶席:
6/12(金)~14(日)は、地元流派による添え釜を予定しております。
立礼卓は、Shimoo Design(下尾和彦・下尾さおりのユニット作家)の御厚意に
より、デザイン性が高くシンプルで機能性のある、入れ子式立礼卓にてお手前を
いたします。畠春斎の釜と、Shimoo Designの立礼卓が奏でる新たな茶の湯スタ
イルをお楽しみください。