■ 高麗李朝 永岡泰則 陶展 YASUNORI NAGAOKA EXHIBITION
■ 会期 2010年5月27日(木)~6月6日(日) 10:30~19:00
*6/2(水)は定休日
■ 作家来店 5/28(金)~30日(日)に在廊予定
■伽耶土器角杯 (案内状作品)
三~六世紀、韓国釜山の洛東江流域で栄えた伽耶国は、鉄を作る技術をもとにし
て焼き物を盛んに製作していました。この作品は、当時「酒器」として使用され
たものを「掛花入」として見立てて用い、さらに、置いても使えるようにと杯台
を添えた作品です。「高麗李朝」という生活雑器の中に育まれた素朴で気品ある
佇まいを感じて頂ければと思います。ちなみに、韓国では千二百度の高温で焼成
されたものでも、釉の掛かっていないものは「土器」と呼びます。
永岡 泰則
■ ごあいさつ
茶の道に入ることで出会った”父の国のやきもの”・・・・高麗李朝陶磁。
毎年のように彼の地に渡ること50数回、古窯の発掘調査を続ける中で育まれた、
野武士のような素朴で気品ある作品。
粉引・刷毛目・井戸・黒高麗・三島・鶏竜山・白磁など、かっての生活様式と
陶工に想いを馳せた新作100余点をご紹介いたします。
■ 永岡泰則 略歴
昭和27年 福岡県に生れる
昭和58年 愛知県窯業職業訓練校修了後、
土岐市の窯元に入る
平成元年 土岐市で独立・薪窯築窯
平成10年 恵那郡串原村に工房移転
平成16年 ぎゃらりい栗本にて個展
平成19年 ぎゃらりい栗本にて個展
平成22年 ぎゃらりい栗本にて個展
全国各地にて個展を中心に作品発表を続ける