■ 春雷 in Niigata 安食ひろ 陶展 HIRO AJIKI EXHIBITION
■ 会期:2017年 3月 9日(木)~ 3月 14日(火)10:00~17:00
*最終日は15:30まで
■ 会場:画廊イタリア軒(ホテルイタリア軒B1F)
新潟市中央区西堀通7番町1574
■ 作家在廊:3/9(木)~3/12(日)
■ ごあいさつ
一月十二日 初稽古
「古来、稀なる」そんな年回りになって急に思い立ち、ひと回りちょっと年上の、遥かなる昔のお姉さまの元に、初稽古と相成りました。
今まで我流とまではいかない、好き勝手放題でやっていましたが、真・間・魔がさしたのか、たまにはちゃんと習ってみたいと思って出掛けた訳です。畳み目、一つ、二つの細かい注意がとても新鮮かつ深浅なので、とてもとても嬉しく思い暫らく通おうかと思っている処です。
昨年末、巴里で個展をしました。まだ紅顔、若かりし二十二才の頃に、世界を放浪していたのは四十七年前 ~髪もフサフサして居りました。多分信用がないと思いますが~ 懐かしい巴里でありました。
今や世界中、老若男女問わず皆、スマホを片手にというのが、当たり前の風景になってきました。
人と人との付き合いは、とても面倒なものだと思います。スマホでの自分に都合のいい人、好みの人だけをチョイスというのはお洒落でありません。この面倒臭いことを面白がる鷹揚さが粋であると思います。今や自動ドアが当たり前。昔のドアであれば、向うに誰か居るのでは?
うしろから誰か来るのかも?ちょっと開けて待ってあげたり、そんな他者への気遣いが人と人との関係を楽しくさせるもの。人と人との付き合いには手間隙をかけるものなのです。
お茶は今の時代、最先端の考え。これこそがお洒落と若い人に知らせたいのです。巴里で三百人あまりの人に呈茶をしてきました。ちゃんと向かい合ってのお茶、たった一服のお茶に皆笑顔になりまさに「一服一福」でアリンシタ。
■ 安食ひろ Hiro AJIKI
1948年 島根県平田市に生れる
1987年 田部美術館茶の湯造形展大賞
1996年 田部美術館茶の湯造形展奨励賞(03年同賞)
淡交ビエンナーレ特別賞(98年同展奨励賞)
1999年 ブータンで野点2席をし深呼吸
NHK BS2 やきもの探訪にて放映
2000年 田部美術館茶の湯造形展優秀賞
2002年 岐阜県現代陶芸美術館「現代陶芸100年展」
2005年 インドにて茶会・個展開催
メトロポリタン美術館に作品収蔵
2006年 ぎゃらりい栗本にて個展(09,11,14)
2007年 東京にて求美図夢茶会
2008年 隠居宣言
全国各地にて個展・グループ展、国内外にて茶会を開催