三代 川本 光春 KAWAMOTO KOSHUN Ⅲ

京都指物師の名跡・川本光春家。
初代光春は、裏千家十四代淡々斎宗匠より「祥桑軒」の軒号を賜り、以来、桑細工を主体とした茶道具の技術が受け継がれてきました。
三代光春さんは伝統様式を重んじつつも、現代の茶の湯空間に合うエッセンスを加味した作品を手掛けています。希少な古材や神木、自然の恵みによる美しい杢目の材を生かした、モダンで格調高い作品が魅力です。

< 経歴 >

昭和39年 指物師祥桑軒二代光春の長男として生まれる
昭和59年 初代光春に師事
昭和61年 島田光斎に師事
平成13年 経済産業省指定伝統工芸士認定
平成14年 裏千家ニューヨーク天「The New Way of Tea」出展
平成18年 京都鹿ヶ谷法然院回廊古材で茶道具制作
平成19年 京都大徳寺玉林院本道古材で茶道具制作
平成21年 京都大徳寺聚光院庫裡古材で茶道具制作
平成22年 京都龍安寺(世界遺産)本堂古材で茶道具制作
臨済宗大本山方広寺(静岡)本堂古材で茶道具制作
平成25年 京都大徳寺聚光院茶室(重文)檜皮材で茶道具制作
京都建仁寺僧堂大悟堂(禅堂)古材で茶道具制作
平成27年 大阪堺南宗寺古材で茶道具制作古材
京都上賀茂神社杉御神木で茶道具制作
平成28年 京都大徳寺聚光院創建450年記念茶道具制作
平成29年 ぎゃらりい栗本にて個展