三代 村瀬 治兵衛 MURASE JIHEI Ⅲ

木地師としては七代目となる村瀬治兵衛さん。祖父の代に北大路呂山人との親交を通じて、塗りまでを一貫して行う現在のスタイルとなりました。しっかりとした木地の吟味と、熟練した手業による素朴で研ぎ澄まされた造形、木目を活かした奥行きのある塗りの表情。茶器を中心とした作品制作は、現代的エッセンスを加味した独自性のある世界を展開しています。また、軽くて丈夫な沢栗を用いた、盆や皿は、耐久性に優れ、使い込むほどの風合いの変化が楽しめます。

< 経歴 >

1957 東京に生まれる
1975 東京都立芸術高等学校卒業
1980 東京造形大学彫刻科卒業
2001 三代目治兵衛襲名、木地師として七代目を継ぐ
以後、日本橋三越、福岡三越、伊勢丹本店、
銀座松屋など各地で個展開催
2009 大徳寺妙喜庵・待庵の炉縁制作
2010 「現代工芸への視点 茶事をめぐって」展出品
(東京国立近代美術館工芸館)
2011 ぎゃらりい栗本にて個展
2013 ぎゃらりい栗本にて個展
2016 ぎゃらりい栗本にて個展
2019 ぎゃらりい栗本にて個展

全国各地にて個展開催