和田 的 WADA AKIRA

郷里の千葉にて制作活動を続ける和田的さん。
天草陶石のマッドで奥行きのある白磁の質感に、丹念に彫刻刀で手彫りされたシンプルでモダンな意匠の白磁器シリーズ。その清廉とした佇まいの中に、瀟洒で愛らしい風韻を醸し出しています。気の遠くなるような地道な仕事に対する真摯な姿勢は、自らの陶に対する強い思いを感じます。透き通るような淡いブルーの色調が美しい青白磁シリーズも手掛けています。

和田的 千葉 白磁 青白磁 彫

< 経歴 >

1978 千葉県生まれ
2001 文化学院陶磁科卒業、上瀧勝治氏に師事
2005 独立 日本工芸会正会員に認定
2007 文化庁新進芸術家海外研修員として渡仏
第35回新作陶芸展 日本工芸会賞
2009 第3回菊池ビエンナーレ 奨励賞
第20回日本陶芸展 特別賞 池田満寿夫賞
2010 現代工芸への視点「茶事をめぐって」(国立近代美術館)
第50回東日本伝統工芸展 第50回展記念賞
ぎゃらりい栗本「陶のかたちⅦ」出展
2011 第6回パラミタ陶芸大賞展 大賞
2016 第9回現代茶陶展 TOKI織部大賞
2017 現代6作家による茶室でみる磁器の現在(根津美術館) 
第37回伝統文化ポーラ賞 奨励賞
第7回菊池ビエンナーレ 大賞
2018 ぎゃらりい栗本にて個展
2020 2019年度日本陶磁協会賞 受賞

【 パブリックコレクション 】
宮内庁 国際交流基金 イセ文化基金 土岐市 千葉市 東京国立近代美術館工芸館 茨城県陶芸美術館
菊池寛実記念智美術館 パラミタミュージアム 高島屋史料館 シンシナティー美術館(アメリカ)
ミネアポリス美術館(アメリカ) アレン記念美術館(アメリカ) MINKA現代美術館(アルゼンチン)

全国各地にて個展を中心に作品発表