正宗 杜康 MORIYASU MASAMUNE

古備前のしっとりとした艶やかな土肌に美しい緋色。寡黙な風情の中にある力強い存在感。正宗杜康さんはそんな古備前の魅力に魅了された作家の一人です。土を求めて備前の山野を彷徨い歩き、こだわり続ける穴窯での焼成を黙々と続ける日々。雑木を燃料にした完全酸化焼成によって育まれる、鮮やかでしっとりとした緋色。豪快な表情を見せる自然釉の表情。晩年には他に類を見ない自然釉による「黒備前」にチャレンジし、その幽艶な作品によって焼〆備前に新たな息吹をもたらしました。当ギャラリーでの「黒備前展」が遺作展となり、53歳というあまりにも短い生涯。備前焼にその人生をささげた正宗杜康という陶工の疾風の如き生き様を感じて頂ければ幸いです。

正宗 杜康

< 経歴 >

昭和29年 備前市伊部に生れる
昭和48年 岡山県立陶芸センター卒業
昭和50年 日本伝統工芸展 入選(以後5回入選)
昭和52年 伊部下り松に独立築窯
昭和55年 一水会 入選(以後6回入選)
昭和58年 日本陶芸展 入選 (以後入選あり)
日本工芸会正会員認定
昭和61年 田部美術館茶の湯造形展 入選
昭和62年 田部美術館茶の湯造形展 入選
昭和63年 田部美術館茶の湯造形展 奨励賞
平成7年 長三賞、ビエンナーレ 奨励賞
平成10年 ぎゃらりい栗本にて個展
平成16年 ぎゃらりい栗本にて個展
平成17年 正宗杜康に改名
平成18年 ぎゃらりい栗本にて初の「黒備前展」開催
会期中に急逝
当ギャラリーでの個展が遺作展となる

 

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