浜田 純理 HAMADA JUNRI

子供がそのまま大人になったような無垢な瞳が印象的な浜田純理さん。「あぶらげ手」「あやめ手」と呼ばれる、黄瀬戸独特の水を打ったような土肌に、黒く枯せた景色が味わい深く、鮮やかなしっとりとした抜けタンパンも美しい。窯は穴窯と本格的な焼きが魅力的だ。桃山陶芸の伝統を受け継ぎながら、ひた向きに土と向き合う姿勢に心打たれる。黄瀬戸以外にも、窯変粉引、織部、ビードロ釉など普段使いに楽しい器を制作していました。

浜田 純理

< 経歴 >

1947 備前市に生まれる
1981 土岐市に酎磨窯開窯
1999 ぎゃらりい栗本にて個展
2000 ぎゃらりい栗本 美濃6人展に出展
2003 ぎゃらりい栗本 器の祭典 6+1人展に出展
2022 逝去
2023 ぎゃらりい栗本にて遺作展

朝日陶芸展入選
日本総合美術展 入選
台北美術館 作品収蔵