中村 康平 NAKAMURA KOHEI

九谷焼の名工 中村梅山先生の三男として生まれた中村康平さん。世界的な現代美術のアーティストとしてオブジェなどを発表し高い評価を得ていました。近年は現代美術と工芸の共生を意図し、「茶碗」という新たな領域に挑み、伝統と現代を見事に調和させた独自の世界観を確立しつつあります。茶人・林家晴三氏の目線を汲み取ることで、かっての利休と長次郎の関係性による現代の茶碗の在り様を模索する日々。強烈な美意識と技術で育まれる、「現代の古典」をテーマとした最先端の侘び茶碗の世界を是非感じてみてください。

中村康平 金沢 梅山 井戸

< 経歴 >

1948 中村梅山の三男として金沢に生れる
1973 多摩美術大学彫刻科卒業
1979 文化庁第一回国内研修員に選ばれる
1989 八木一夫賞’98現代陶芸展グランプリ
1990 日本クレイ・ワーク展「国際交流基金」
(韓国、オーストリア、他)
1996 サントリー美術館大賞特別賞
1997 Contemporary Ceramic Art(ニューヨーク)
1999 日本の陶芸<今>100選展(パリ、他)
日本の現代陶芸 前衛の動向(オランダ)
2012 工芸未来派展(金沢21世紀美術館)
2013 現代の名碗(菊地寛実記念智美術館)
2014 ぎゃらりい栗本にて個展
2016 ぎゃらりい栗本にて個展
2020 ぎゃらりい栗本にて個展