東田 茂正 HIGASHIDA SHIGEMASA

東京にて制作制作活動を続ける東田茂正さん。志野・織部を中心に、彫刻的で現代感覚ある作品で高い評価を得ています。その強い拘りのためにとても寡作で、作品を見る機会がとても限られます。さらに国内での発表はあまりなく、海外での発表がメインとなっています。2026年に当ギャラリーでの初個展を予定。

ガラス、金属、石、木とは異なる土でしか出来ない表現をしてみたい。
重さ、大きさ、使い勝手などその機能性から導かれる規定概念の造形に捉われない表現をしてみたい。
先人の感性を礎に、そのものまねでない内なる私自身の表現をしてみたい。
手元を離れる時、私の作品の完成度は80パーセント。
手にされる方が残り20パーセント加える事でひとつの作品が完成される、
そんな使い手と作り手との感性の鬩ぎ合いを楽しんでみたい。
                            東田 茂正

 

 

< 経歴 >

1955 広島県呉市倉橋町に生まれる
1978 下関市立大学経済学部卒業
1984 陶芸を志し、岐阜県立多治見工業高校窯業専攻科入学
1986 同校専攻科終了 東京都小金井市に築窯
志野、織部を中心に作陶
1991 朝日陶芸展の海外巡回展に選抜
1996 自選作品集「素心陶戯」を出版
2000 「Challenge the Oribe and Shino Tradition」講演 (米国、国立デザインアカデミーにて)
2011 International Ceramic Festibalに招待 (講演・デモンストレーション・作品展、英・ウエールズ)

コレクション:

ミント博物館(ノースカロライナ、USA)、ミネアポリス美術館(ミネソタ、USA)
シカゴ美術館(イリノイ、USA)、デノス美術館(ミシガン、USA)、ボール・ステイト大学付属美術館(インディアナ、USA)
アートコンプレックス・ミュージアム(マサチューセッツ、USA)、ルービンラッド財団(コネチカット、USA)
アーカンソーアートセンター(アーカンソー、USA) 、ローアートセンター(フロリダ、USA)
ロサンゼルス・カウンティ美術館(カリフォルニア、USA)、ブルックリン美術館(ニューヨーク、USA)
アベリスツイス大学(ウエールズ、UK)、アシュモレアン博物館(オックスフォード、UK)、ハミルトン美術館(ハミルトン、AUS)
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(ロンドン、UK)
海外での個展を中心に作品発表