鈴木 徹 SUZUKI TETSU

父であり、師でもある鈴木蔵先生(人間国宝)の影響を受けつつ、強靭な造形と繊細な釉肌を併せ持つ独自の美意識を感じさせる、鈴木徹さんの「緑釉」。実直に、ただひたすらに土と向き合うその姿勢。ざんぐりとした粗い土肌に、美しい濃淡を奏でる緑釉の表情……。あえて「織部」と表現しないことで、既存の枠にとらわれない自分だけの新たな作域を求める強い意思を感じさせます。泥漿による迫力あるテクスチャーや、濃淡の異なる施釉によるグラデーション、箆による凜とした造形など、その多彩で爽快感ある作品は心地よい風韻を醸し出しています。

鈴木徹 多治見 美濃 織部

< 経歴 >

1964 岐阜県多治見市に生れる
1987 龍谷大学文学部史学科卒業
1988 京都府立陶工職業訓練校 成形科卒業
1991 第38回日本伝統工芸展入選(以後入選多数)
1994 第25回東海伝統工芸展 入選(以降毎年入選)
1997 日本工芸会正会員となる
2003 第17回日本陶芸展 入選(以後入選多数)
第50回日本伝統工芸展 新人賞
2004 ぎゃらりい栗本「陶のかたちⅠ」出展
2005 第1回菊池ビエンナーレ 大賞
2007 平成19年 ぎゃらりい栗本「陶のかたちⅣ」出展
2008 愛知県陶磁資料館「東海現代陶芸の今」展 出品
第36回新陶芸展 日本工芸会賞
2009 第3回菊池ビエンナーレ 奨励賞
2012 岐阜県伝統文化継承功績者顕彰
第32回伝統文化ポーラ賞 奨励賞
2015 ぎゃらりい栗本にて個展

全国各地にて個展・グループ展を多数開催