新庄 貞嗣 SHINJO SADATSUGU 14

昭和25年生れの新庄貞嗣さんは、深川萩を代表する助右衛門窯の十四代目。日本伝統工芸展をはじめ、日本陶芸展、茶の湯造形展、西日本陶芸美術展などにおいて入選・受賞を重ね、伝統ある深川萩の名手として活躍されています。その独特の穏やかで柔らかいフォルムに、しっとりとした愁いを放つ侘びた釉調。茶陶の伝統を守りながらも、現代に通じる存在感ある作品を制作されています。

< 経歴 >

昭和25年 十三代寒山の長男として生れる
昭和50年 東京芸術大学彫刻科卒業
昭和52年 東京芸術大学大学院彫刻専攻科修了
昭和53年 京都市工業試験場陶磁器研修生修了
昭和55年 日本伝統工芸展初入選(以後入選を重ねる)
昭和56年 日本陶芸展初入選(以後入選を重ねる)
昭和58年 西日本陶芸美術展奨励賞 山口県知事賞
昭和59年 西日本陶芸美術展優秀賞 通産大臣賞
田部美術館茶の湯造形展 奨励賞
平成13年 ぎゃらりい栗本にて個展
平成14年 宮内庁御買い上げ
平成19年 ぎゃらりい栗本にて個展
平成29年 ぎゃらりい栗本にて個展
平成30年 山口県指定無形文化財に認定される

主な収蔵先:田部美術館、大英博物館、
ホノルル美術館、東京国立近代美術館
全国各地にて個展開催