星野 友幸 HOSHINO TOMOYUKI

脱サラをしてこの世界に飛び込んできた異色の作家。凛とした緊張感ある稜線の磁器、粗くざんぐりとした素朴な風合いの陶器。いずれも、素材と同化したしっとりと淡いピンクが、繊細で優しい空気感を育んでいます。練上と胴継を組み合わせた独自の「練継」技法が注目を浴び、一躍その存在感を示した星野友幸さん。自らも茶を嗜み、現代の茶の湯空間を意識した道具としての作品にも、高い意識を感じます。「ピンク」という難解な色彩表現に挑みつつも、工芸のど真ん中を行くような独自のスタイルが魅力です。

< 経歴 >

1976 山梨県甲府市生れ
1999 横浜市立大学卒業
人材サービス企業にて5年間勤務
2005 京都府立陶工高等技術専門校 成形科修了
猪飼祐一氏(京都)に師事
2007 東京都国分寺市にて独立
2013 第60回日本伝統工芸展 日本工芸会奨励賞
第5回菊池ビエンナーレ 奨励賞
第22回日本陶芸展 特別賞・茨城県陶芸美術館賞
第1回陶美展 優秀賞・札幌インテリアアクア賞
日本工芸会 正会員認定される
2017 第11回国際陶磁器展美濃 審査員特別賞
2022 ぎゃらりい栗本にて個展

全国各地にて個展を中心に作品発表を続ける