金重 巖 KANESHIGE IWAO

金重陶陽先生(人間国宝)を祖父に、金重道明先生(無形文化財)を父に持つ金重巖さん。祖父の代より世襲される手間のかかる足踏みによる土作り。素足に感じる、その艶かしい土の感触がたまらなく愛しいと語る巖さんは、じっくりと生きた土を育てます。その愚直なまでの「土」と「焼き」へのこだわりは、陶陽以来の金重の「焼き」を守りたいとの真摯な思いから。奇をてらうことなく、素朴で静謐な伊部のやきものは、じんわりと伝わる静かで力強い存在感を感じます。執拗なまでの焼きへのこだわりで、とても寡作な巌作品です。

< 経歴 >

1965 金重道明の長男として備前に生れる
1995 独立
2005 ぎゃらりい栗本「陶のかたちⅢ」
2010 ぎゃらりい栗本「陶のかたちⅦ」

現在、陶陽・道明と受け継がれる窯にて作陶

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