正宗 杜康 MORIYASU MASAMUNE

昭和29年 備前市伊部に生れる
昭和48年 岡山県立陶芸センター卒業
昭和50年 日本伝統工芸展 入選(以後5回入選)
昭和52年 伊部下り松に独立築窯
昭和55年 一水会 入選(以後6回入選)
昭和58年 日本陶芸展 入選 (以後入選あり)
     日本工芸会正会員認定
昭和61年 田部美術館茶の湯造形展 入選
昭和62年 田部美術館茶の湯造形展 入選
昭和63年 田部美術館茶の湯造形展 奨励賞
平成7年  長三賞、ビエンナーレ 奨励賞
平成10年 ぎゃらりい栗本にて個展
平成16年 ぎゃらりい栗本にて個展
平成17年 正宗杜康に改名
平成18年 ぎゃらりい栗本にて初の「黒備前展」開催
同年11月11日に急逝。当店での個展が遺作展となる


古備前のしっとりとした艶やかな土肌に美しい緋色。寡黙な風情の中にある力強い存在感。正宗杜康氏はそんな古備前の魅力に魅了された作家の一人です。土を求めて備前の山野を彷徨い歩き、こだわり続ける穴窯での焼成を黙々と続ける日々。雑木を燃料にした完全酸化焼成によって育まれる、鮮やかでしっとりとした緋色。豪快な表情を見せる自然釉の表情。晩年には他に類を見ない自然釉による「黒備前」にチャレンジし、その幽艶な作品によって焼〆備前に新たな息吹をもたらしました。当ギャラリーでの「黒備前展」が遺作展となり、53歳というあまりにも短い生涯。備前焼にその人生をささげた正宗杜康という陶工の疾風の如き生き様を感じて頂ければ幸いです。

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最後の窯となった平成19年9月末の穴窯焼成の様子

遺作展となった今回の個展案内状作品
正宗杜康 備前黒茶碗

平成19年10月、当ギャラリーにおいて「正宗杜康 黒備前展」を開催しておりました正宗杜康氏が、急性すい炎により同年11月11日に急逝されました。あまりの突然の訃報に、ただただ茫然とし今だに信じられない心境でおります。

今展の黒備前をメインにした個展を開催するにあたり、何度も工房を訪ね打ち合わせを重ねまして、当初は無理だと考えていた企画展を何とか実現して頂きました。9月末にお伺いした際の今展の為に尽力して頂いた窯焚きの様子、その時の正宗先生の真摯な眼差しと力強い炎が昨日のことのように思い出されます。この窯焚きが最後の火となり、生まれ出でた作品をご紹介した今展が遺作展となってしまったこと、本当に残念で悔しい思いでいっぱいです。

会期中、夕方になると毎日のようにお電話を下さった正宗先生。焼酎をあおってほろ酔い気分でお客様の反応をとても心配されておりました。その古備前に対する深い造詣と高い作品レベル、不器用にただただ備前一筋に駆け抜けた鮮烈な生き様。その生きた証ともいうべき「正宗備前」を少しでも多くの方の手で育て語り継いでいただきたい、そんな思いでおります。


平成19年11月 ぎゃらりい栗本




C-13
正宗杜康
黒備前茶碗(共箱)
売約済

C-12
正宗杜康
備前三角花入(代筆箱)
売約済

F-94
正宗杜康
備前手捏ぐい呑(代筆箱)
売約済

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ぎゃらりい
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